イン・ブーンズボロ・トリロジー、2作目。
このシリーズは、1作目から読み始めないと、いろいろと理解できない部分があるかもしれません。
小さな町にある古い元ホテルを買い取り、新規OPENさせる為に一家で取り組んでいるモンゴメリ家の三兄弟が、それぞれヒーローとして登場するシリーズです。1作目では、三男のベケットがヒーローでした。
2作目では、次男のオーウェンがヒーローです。
ヒロインは、飲食店を経営しているエイヴリー。父親同士が親友だったこともあり、家族同然の仲で、お互いに初恋の相手でもあります。
お互いに相手が大切で、失いたくないからこそ、超えられない境界線があって、でも、超えずにいられなくなっていく…。そんな2人が微笑ましいです。
思い立ったら即行動!で直情型に見えるエイヴリーですが、かなり能力が高く、自分で責任をしっかりとれる面も同時に持ち合わせていて、魅力的に感じました。
オーウェンもかなりのしっかり者で、計画も実行も問題解決も一人でできちゃうくらい有能な男性です。加えて、エイヴリーが自信を失ったり、傷ついたりした時に、彼女を支えるだけの包容力もあります。
それにしても、ここの兄弟はイイ男揃いだなー。(長男はちょっと一癖ありそうな感じだけど。)
初恋の相手が、長い年月の後に、最後の恋人になるって素敵ですよね。
1作目も良かったけど、2作目も心が温かくなるような読後感のいい作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ロマンス小説
- 感想投稿日 : 2013年8月1日
- 読了日 : 2013年9月7日
- 本棚登録日 : 2013年7月30日
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