上司から借りた本。王道のビジネス書。
「業界が成熟していることは、差別化できない理由にはならない。もしそう思うなら、それはアタマを使っていない証拠」みたいな一文に、まだまだアタマを使っていないと反省。
キャズムやブルーオーシャンなど様々なマーケティング論が散りばめられてて、しかも誰にでも分かりやすく読める、贅沢な内容。キシリトールガムの話は有名だけど、読んでみるとあらためて発想の転換を迫られる。製品志向ではなく市場志向へのシフト。虫歯治療ではなく健康な歯の維持。虫歯にならないために歯医者に行くというビジネスモデルが、歯科業界の賛同を得て一気に普及。ここらあたり、特に営業現場に携わるなら必読。
ちなみに本書の構成は、商品企画課に配属されたカスタマーマイオピア(顧客近視眼的考え)の女の子が成長していくストーリー仕立て。本書のタイトルは値引の怖さを言っている章のサブタイトルに過ぎない。
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- 感想投稿日 : 2012年4月26日
- 読了日 : 2012年4月26日
- 本棚登録日 : 2012年4月26日
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