前著『大山倍達正伝』に続く、第2弾です。一気に読みました。空手バカ一代をお読みになった方なら、極真空手に興味があった方なら、お勧めです。なぜ極真会館がここまでばらばらになってしまったのかが、克明に描かれています。
丹念な取材から、真実が見えてきます。前著を読んだ時にも感じましたが、著者たちの取材力はすごいですね。私もディベートを長年やってきて、リサーチ力には自信があります。しかしこのような取材はできません。文献調査などでは負けないと思いますが、インタビューができないからです。ディベートでは、通常インタビューは証拠能力が低いとされています。なぜなら後で確認をすることが困難だからです。そのため、文献調査は相当自身がありますが、インビューによる調査はまったくできません。こういうジャーナリスティックな能力も必要だなと思った次第です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
武術
- 感想投稿日 : 2014年1月15日
- 読了日 : 2014年1月29日
- 本棚登録日 : 2014年1月15日
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