呼吸入門

著者 :
  • KADOKAWA (2003年12月1日発売)
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本棚登録 : 272
感想 : 29
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呼吸とは、無意識レベルでもあり、
意識化することもできる非常に特殊な運動だ。

呼吸はふつう心臓の鼓動のように無意識で行うものだ。
呼吸のリズムが精神的状態にかなり左右されるのもそう。

逆に、その呼吸を意識的にコントロールすることで、
精神や無意識といった世界にアクセスできるようになる。
誤った呼吸法を続けると、精神に異常をきたすこともある。

こういった生理的な心理現象を悪用した
宗教やオカルト団体がいっぱいあるらしい。
そういった呼吸と精神との繋がりが詳しく書かれている。

この著者が様々な呼吸法を体験して行き着いた方法は、
「3秒吸って、2秒溜めて、15秒で吐く」というものだという。

しかし呼吸というのは生まれてから死ぬまで80年間続ける
わけだから、人生の3分の1の睡眠と同じぐらい大切なのではないか
と思ったりするわけである。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: Mind
感想投稿日 : 2004年11月27日
本棚登録日 : 2004年11月27日

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