雨の匂い (中公文庫 ひ 21-4)

著者 :
  • 中央公論新社 (2007年10月1日発売)
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本棚登録 : 193
感想 : 24
3

癌で病床に伏せる父と
寝たきりの祖父の看病をしながら
淡々とした変わらぬ生活を送る柊一。

主人公の柊一。
或る人は《正常》と評し、
また或る人は《正常じゃない》と評す。

様々な考え方の人々に出会うにつれ
彼の中である意志が芽生え始める。

そして淡々と実行に移されていく…。


心理描写、風景描写ともに
数多く巧みに使われているものの、
その分せっかくの濃いキャラクターの
登場人物たちが物語に絡みきれてない気が…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年9月7日
読了日 : 2009年4月20日
本棚登録日 : 2010年9月7日

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