レベッカ (下) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年2月28日発売)
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感想 : 68
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予想通り手に汗握るサスペンスに展開し面白さが加速。映画と全く違う内容に唖然とした。ハリウッド映画のヒーローが殺人犯という設定は許されなかったため、レベッカの死因をやむなく変更したらしい。原作は更に深かった。「わたし」がマンダレーの女主人として自信を取り戻すのも、マキシムに告白されレベッカを愛していなかったと知った、ただその一点から。一夜にして大人の女へと変貌を遂げ、更にマキシムはその新妻の変化を惜しんでいるところが病んでいていい。冒頭の独白の裏に暗さを感じた理由がやっとわかった。炎上シーンのない唐突なラストもグッとくる。もう一度映画も見直したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年2月5日
読了日 : 2014年2月5日
本棚登録日 : 2014年2月5日

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