昭和56年のこの新潮文庫(カヴァーは違っていたけれど)を読んだのが初めてだったと思う。月光を浴びて花咲く林檎の樹、その下で愛を誓う……、私にはこれ以上ないほどの愛の誓いに思われた。誓いは悲しくも果たされることがない。そのことがわかってもなお、林檎の樹は、その物語は、私にとって美しいもののように感じられた。私は若かったのだろうか……。
読書状況:読み終わった
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英・米、Heigh!
- 感想投稿日 : 2009年8月21日
- 読了日 : 2009年8月21日
- 本棚登録日 : 2009年8月21日
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