図書館で。
タイトルだけは聞いたことがあったのですが読むのは初めて。ここまで客観的に自分の身に降りかかったことを冷静に分析出来たり表現できるのはすごいなぁ。多感な時期に読んだら影響されただろうなぁと思うと勿体ない事をしたような。
どんな団体や組織にも良い人はいるし、悪い人はいるといえる強さよ。そして、自分たちは酷い目にあったのだから多少の罪(特権?)は許されて当然と思う事の危うさをほかならぬ当事者である著者が警告出来ることのすごさ。立派な人もいるもんだなぁと感心するばかりです。
そして民族や人種、国という実体の見えないもので人を憎むことの恐ろしさを伝えてくれている気がします。こういう本を課題図書にして全高校生に読ませたらいいんだろうな、と思ったりしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
論文
- 感想投稿日 : 2018年1月10日
- 読了日 : 2017年12月27日
- 本棚登録日 : 2017年12月27日
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