バビロンに行きて歌え (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1993年5月28日発売)
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感想 : 29
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東京という街。

無関心な人々が集まる街。何かを求めて人々が集まる街

そこに突然迷い込んだ不法侵入者。

異物だからこそ、人々は心を開いていく。
人と関わることを避ける人々は、なぜか異物を受け入れていく。
そこには、無関心な日常から逃れたいという希求があるのかもしれない。

戦争というどん底を味わっているからこそ、感じることのできる世界はある。
でも、それは幸せとはいえない多くの犠牲で成り立つ世界。
そこから外れた世界にいる人々は、そういう世界のことをみつめ続けなければいけない。
戦争という世界があるということを常に意識しなければいけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年11月29日
読了日 : 2011年11月29日
本棚登録日 : 2011年11月29日

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