- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106021183
感想・レビュー・書評
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娘 桂子さんはじめ家族寄りの視点で語られる白洲次郎の人となり。
豊富な写真に写る白洲次郎は、どれもダンディで格好がよく魅力的だ。
日曜大工に勤しみ悦に入る白洲次郎の姿や、
毎年冬休みのスキー行、大好きな車にまつわる数々のエピソード、
軽井沢ゴルフ倶楽部での言動、東北電力会長としての言動、
それから京都のお茶屋さんでのざっくばらんだが気の利いたやりとりなどが語られる。
喧嘩上手で「メトロのライオン」とも呼ばれたそうだ。
これらの証言と人となりをよくあらわす豊富な写真から、
「見栄っ張りの気取り屋」「言葉を飾れない照れ屋な性格」が見てとれる。
娘さんの次の言葉が、自分の中で折り合いが付いたという点で印象的だった。
父や母と一緒に旅行に行ったことは、もちろん何度もあります。
でも、我が家は個人主義というか、いわゆる家庭的ではないというか、
父も母も私も、それぞれ好きにやるというのが常でした。
父と母と三人一緒に車で、ということは、一度もありませんでした。
何故私が彼(夫)を選んだかと言いますと、
彼の家庭が我が家とはまったく正反対だったからというのが理由のひとつです。
とにかく頭の良い方で、浮世離れしたダンディな人物。
別世界の人ですわ。
全てにおいてプリンシプルを持って、無駄を省き、堂々と生きる姿勢には共感できるが、
浮世離れしたダンディな生き方は真似出来ない。
却って恥ずかしいのと、そんな生き方をちょっぴり寂しく感じてしまう。
無論何よりもまず経済的に真似など出来ないのだが。
次郎は「俺はボランティアではない」が口癖で
イギリス企業の日本進出を手助けすることで売上の5%をマージンとして得ていて
これが浮世離れした生活の原資だったそうだ。生きる力もある本当に凄い人だ。
とにかく魅力的な人であったろうことは確かだ。
世界観が広がった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
娘、牧山桂子さんから見た白洲次郎氏のエピソードが興味深かったです
我が父と重なるところもあり、特に田舎暮らしを好むが何かあれば中央に出向く白洲次郎氏の価値観が父と似ています
だから、私のことも東京へ住まいを移すことは断じて許さないが、行きたいときはいつでも東京へ行かせてやるし、今までもそうしてきたじゃないか、と言っていた父の教育方針の真意を垣間見たような気がしました
確かに、中央へ行ったきりだと見えないものも、田舎から見ると見える!父はひょっとして、広島から中央を眺め、中央の叔父を遠隔操作していたのかも?とまで発想が膨らみました…現に、父と叔父は連絡を常に密にしていた模様…
私は自分の才能が開花するチャンスがあれば世界中、どこへでも行くつもりでいますが、それでも、ここ広島にいることの意義について考えさせられる内容でした
あとは正子さんに
「君こそが究極の理想だ」と
メッセージ付きで写真をプレゼント!
私もこんな贈り物されたいな~!
ダンヒルのライターは父も持ってた!
本当のスノビズムとはカントリージェントルマン
どうしても父とかぶります…-
「本当のスノビズムとはカントリージェントルマン」
スノッブですが、ジェントルマンとは程遠いので、憧れすら感じません。。。でも白洲次郎は格好良...「本当のスノビズムとはカントリージェントルマン」
スノッブですが、ジェントルマンとは程遠いので、憧れすら感じません。。。でも白洲次郎は格好良いですよね。2012/12/21
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白洲次郎ファンブック⁉︎
かっこえぇ話より
身内からの等身大の話が良い
古本まつり@名古屋古書会館にて購入 -
プリンシプルのない日本、風の男白洲次郎、白洲正子自伝などは既に読んだことはあるが、色々なエピソードがざっくりとまとめられており、かつ写真が多い。彼に関する書籍の中では1番親しみやすくてよい。
衣類や靴などは使い古してこそ格好良いという姿勢はほんとうに憧れる -
白洲次郎と関わりを持った人々の彼に対するエッセーと、写真集。カッコいいです。
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かっこいい~。
私ももう少し頑固になろう。 -
次郎のプライド、まさに流儀を通した生き方がかっこいい
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自分に自信を持つには 何が必要なんだろう?
羨ましいと思うしかないけど、欲しいなぁ -
写真が多いので、白洲次郎の魅力が手に取るようにわかります。