すれ違った人々のそれぞれを追っていくことを通してすれちがい、コミュニケーションの不通を描く。
ミヒャエ・ハネケ作品。
群像劇で最初の接点はあるが、それが最後に向けて結びつくことはない。ただコミュニケーションの不全を描くだけでなく、聾唖の子ども達のジェスチャーゲームなど難解な伝え方を通して映画そのものがコミュニケーション不全でもある。
えー、そんな映画つまらないよなどと文句言ってはいけない。だってこの映画のタイトル自体が「コード・アンノウン」なのだから。
BGMをほとんど使わないハネケ作品の中で、ラストのドラムのBGMが印象的。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(ノンジャンル)
- 感想投稿日 : 2013年4月2日
- 読了日 : 2013年4月2日
- 本棚登録日 : 2013年4月1日
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