朝鮮戦争で両国が何度も奪い合ったエロック高地の激戦を描く韓国の大作映画。
高地なんだから守りやすいはずだろ、などという突っ込みを言う隙もないすごい作品である。
激戦地での内通の疑惑を通して描かれる朝鮮戦争。通じる言葉、敵地にいる家族。。。 昨日まで同じ国の人々が戦争をするとはこういうことなのかと痛感する。北朝鮮側を一切悪者として描かないところも素晴らしい。
そし最後の展開。私はてっきりその前で映画が終わるんだと思ってました。映画として充分にそれでも成立する。しかし、この展開は。。。まさに地獄。震えました。泣きました。
ちぎれる手足、はげ山を埋め尽くす死体。そしてこの絶望的なストーリー。実際に未だ朝鮮戦争の停戦状態にある韓国の人々はこの映画を見てどんな思いをするのだろうか。ものすごく反戦ムードが高まったりして国政に不都合が生じないのだろうかとさえ思う。この映画にはそれだけの力がある。
しかし、韓国映画ってきっちり死亡フラグを回収するのが好きだなぁ。日本だとやりすぎとなるのだろうけど、これはこれで韓国映画の味として楽しめる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画(ノンジャンル)
- 感想投稿日 : 2013年7月13日
- 読了日 : 2013年7月12日
- 本棚登録日 : 2013年7月12日
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