<一番この本の伝えたいこと>
●国も人もピークがあり寿命があり、せいぜい20、30年。
- 日本は失われた20年と言っているが、むしろ世界的に珍しい
状況にいたのでそこを基準に考えても意味がない。
-人も好きな仕事をやって順調に出世するなんてありえないことで、
巡り合わせで自分の意欲や能力に関係なく
トラブルに振り回されて当然。
<その他、ノート>
●歴史は世界の中で関連性をもって動いている。
一国の歴史だけを見ても意味がない。
●世界的の中の日本という視点が必要。
国内の情報にとらわれない様に週に一度は
英字紙を読むなどの対応が必要。
●歴史は勝者が書き残す。現在の世界史は西洋優位の歴史観が強い。
- 歴史的に見ると中国、インドの方が豊か
(中国は台頭、というよりアヘン戦争で
落ちた国力が戻りつつある、というべき)
- 勝者が自分の正当性を示そうとするので
だいたい、前の時代の王を悪者にする場合が多い
- 欧州が台頭したのは、産業革命以降。
それまでは軍事力が強い騎馬民族の脅威におびえていた。
●歴史がないアメリカは、人権、憲法、大統領に頼らざるを得ない。
<コメント>
本のボリュームが多いが、結局一番伝えたいこと
の論理の下支えなので、さっくり読んでしまって問題ない。
また良い本だが、一度読めば十分です。
ただ歴史をちょっと調べたいな、と思った時に
自宅に保管しておくのは良いかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月22日
- 読了日 : 2016年9月22日
- 本棚登録日 : 2016年9月22日
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