基本的には「出現する未来」(P・センゲらとの共著)で描かれた「U理論」の実践的な解説書といえる。前著では必ずしも明確でなかった個人レベルと組織レベルの「U」がしっかりと区分されており、Uのプロセスがより細かく、深い部分まで言及されている。ともすれば神秘主義的に取られかねなかった前著に比べて、経営書としての体裁をしっかり整えている印象。ただし、出てくる枠組みが多すぎて、やや冗長・総花的な印象も無くはない。500ページ強の大作は、本来U理論を実践すべき現場のリーダー達に相当な覚悟を要求する。
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カテゴリ:
リーダーシップ
- 感想投稿日 : 2015年6月8日
- 読了日 : 2011年5月12日
- 本棚登録日 : 2015年6月8日
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