文豪や画家にハマると別冊太陽のムックを探すようにしている。今回は最近マイブームの泉鏡花。このシリーズならではの図版の多い見やすい構成で、文豪・泉鏡花の足跡を辿ることができた。鏡花の作品は独特のルビと文体に面食らいつつ同じページを行きつ戻りつしながら徐々に外連味たっぷりの物語世界に浸ってゆけるのが魅力かと思う。孤高の文学者のイメージが強いが、意外と仲間に囲まれて幸せだったのだなあと頰がゆるんだ。巻末の「あらすじで読む鏡花五十選」がありがたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月3日
- 読了日 : 2016年8月3日
- 本棚登録日 : 2016年8月3日
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