著者は文系(という分け方がもう古いが)出身の科学者という一風変わった経歴の持ち主,理研で生物言語研究チームリーダーを務める。日本固有の鳴禽ジュウシマツをモデルとした求愛歌の獲得過程の研究から,音声コミュニケーションの生物学的基礎,さらにはヒトの言語の獲得過程や進化過程に思いを馳せる。入門書としてだけでなく,楽しく読める研究譚としても秀逸。
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- 感想投稿日 : 2007年3月19日
- 本棚登録日 : 2007年3月19日
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