新スター・トレック DVDコンプリート・シーズン 4 ― コレクターズ・ボックス

出演 : パトリック・スチュワート  ジョナサン・フレイクス  ブレント・スパイナー  レヴァー・バートン  マイケル・ドーン  マリーナ・サーティス 
  • パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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感想 : 1
4

シーズン3の最後が前編となる「浮遊機械都市ボーグ」後編からスタートするこのシリーズからTNGは変容する。
それまではTOSを踏襲した一話完結のスタイルであり、それでいながらTOSに触れることはほとんどなかった。まず前後編ということがシーズン1第一、二話以外なかったし、ゲストの登場人物が再登場したり、以前登場したエピソードを踏まえた内容というものは基本的になかった。ラストで艦長が「次の任務地○○へ向け出発」と言っても次の回では「○○」ではない別な場所の話である。
また、以降の世界において重要となるエピソードや登場人物が現れてくるのも特徴だ。

「浮遊機械都市ボーグ」に続く「戦士の休息」はボーグとの戦闘の疲れを癒すための休息期間を描いている。きちんと後編の続きとなっているという異例の展開である。その後もボーグに融合させられたことがトラウマとなって苦悩するピカードが幾度となく描かれる。ボーグとの戦闘は後に映画『ファースト・コンタクト』にも登場することとなる。
歴史的に重要な点として、ピカードがクリンゴンの代表としてガウロンを選出する。この後クリンゴン領内はロミュランの工作や反乱分子などで不安定になる。

「永遠の絆」ではデータの生みの親スン博士が初登場し、データの兄が再登場する。データ役のブレント・スパイナーが三役を演じる活躍を見せる。
他に再登場するのは、トロイの母ラクサナ、おなじみのQ、臆病で引っ込み思案のバークレー中尉、ピカードと惹かれ合う宇宙考古学者のバッシュなど。バークレー中尉はその後、いくつかのエピソード、映画やVOYにも登場する名バイプレイヤーとなる。
一方でウエスリーは艦隊アカデミー入学のためエンタープライズを離れる。
初登場するのは、ウォーフの息子アレクサンダー、データの飼い猫スポット、デュラス姉妹、カーデシア人、トリル人(DS9のジャッジア以降とは外見が違う)など。
「革命戦士イシャーラ・ヤー」ではかつてのクルーであったターシャ・ヤー大尉の妹イシャーラが登場。また、シルエットで姿が見えない謎の女性ロミュラン人が登場し、その姿は「クリンゴン帝国の危機」前編のラストであきらかとなるが…。

シーズン3まででも充分面白かったが、シーズン4以降からは連続性が明確に描かれるようになり一層面白くなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画
感想投稿日 : 2012年5月19日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年5月19日

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