ショーケン見たさに観てみたが、あまり登場してない上に気の抜けた演技。異常者の用な独特の存在感はそのまま。棒読みなので不気味さが増すかと思うとそうでもない。ただの無気力にしか見えない。映画館でのショーケンのラストシーンでも必要なことを喋っていきなり事切れる(爆笑してしまった)。
ショーケンを生かしきれていないのは監督が悪いのかというとそうでもないような気がする。とはいえ演出がださい。1998年公開なので、北野武、タランティーノ以降の作品となるので両者の影響を受けていると思うが、表面的でカッコ悪い上に基本的には前時代的な表現が随所に残る、スタイリッシュさを目指したがうまくいっていない映画。
渡部篤郎、北村一輝の若手陣は良かった。片岡礼子も美しい。

2015年4月5日

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読書状況 観終わった [2015年4月5日]
カテゴリ 映画

レンタルで観た。
死んで、リセット。死んで、リセット。これを繰り返して、敵を倒す。
あらかじめ知っていたことではあったけど、アクションゲームっぽいなと思った。残りの機数に制限がないのだが、血を入れ替えると残り機数はなくなる設定。テンポもよく、意外と楽しめた。
同じようなシーンを何度も撮影するのが苦しそうだし、それを編集するのも大変だったろうな。
あとヒロインの女性があまりかわいくないというかニコラス・ケイジに似ているように見えてきた。調べたらエミリー・ブラントという女優でちょっと違うけど時間を遡行するという点で少し似ている『LOOPER』にも出演していた。その時の印象はまた違うなあ。

2015年4月4日

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読書状況 観終わった [2015年4月4日]
カテゴリ 映画

原作の映画化ではなくあくまでもミュージカル版の映画化。
1987年ごろ始まったばかりの日本版を帝国劇場に観に行った。キャストは鹿賀丈史、滝田栄、島田歌穂、岩崎宏美、斉藤由貴、斎藤晴彦などだった。素晴らしいセットで大掛かりな商業演劇も悪くないと思った。何と言っても(今回の映画もそうだが)楽曲が素晴らしかった。音楽の力の大きさを感じる。
歌について、コメンタリーやメイキングを観て驚いたのは、演奏にに合わせて役者が歌うのではなく、役者の歌に合わせて後からオーケストラを録音していたことだ。ギター1本とかバンドくらいなら合わせられそうだが、オーケストラである。どれだけ時間と労力をかけているのか。
舞台の映像化ということではあるが、ズームや壮大なCGなどで映画ならではの飽きずに観てられる。CG使い過ぎかな?とはいえ30年前の人が見たら驚愕の映像だろうな。
それだけくっきりした映像であるがため、一方で歌詞が冗長に感じられる。舞台などで遠くから観て、表情や動きが判然としないような状況なら物語への没入の一助となるが、映画では見えすぎているくらい見えているので、歌詞が感情や状況を語り過ぎているように感じられる。
音楽によって、シーンごとに感動はするんだけど、全体的に何だか駆け足。感動したように感じられたのも観劇経験があったからかも知れない。とはいえ監督トム・フーバーの手腕は素晴らしい。もちろんヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッドら役者陣の歌唱、演技共に素晴らし過ぎる。
ちょっとした提案というか疑問なのだが、前半で死んだファンティーヌ役のアン・ハサウェイが再登場するシーンがあるのだが、あそこは本来の姿である長髪の方が良かったのではないか?ジャン・バルジャンが見た夢と解釈したら坊主でも仕方ないかも知れないが。

2015年2月22日

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読書状況 観終わった [2015年2月22日]
カテゴリ 映画

ラーメンズの公演舞台の映像化作品。片桐仁がいてこそ小林賢太郎が作り出していたのがラーメンズだと思った。
しかし、舞台を映像で観るのはちとつらい。舞台と映像作品はかなり違う。空間と画面と。

2015年3月3日

読書状況 観終わった [2015年3月3日]
カテゴリ 演芸

偶然、駅のホームで遭遇した自分そっくりの人間が、直後に飛び込み自殺をしてしまうシーンから始まるアメリカBBC制作のテレビ・ドラマ。シーズン1なので続く。
ネタバレだが、数人出てくるクローンを主演のタチアナ・マスラニーが一人で演じている。メイクや衣装、演じ分けでキャラ立ちができているので、観ていて混乱することはない。
驚きの連続で話が広がって行くのはアメリカのテレビ・ドラマの定石だが、たいてい収束できずに人気低迷で打ちきりだ。シーズン2でどう展開するのか楽しみ。

2015年2月22日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2015年2月22日]
カテゴリ 映画

読書状況 読み終わった [2015年2月28日]
カテゴリ 漫画

ジャケットは間寛平と大竹まことだが、大竹まことはそれほど活躍しない。寛平ちゃんもは脚本通り動いてる感じで、不自由に見える。
タイトルから判るとおりコメディで、制作者側は90年代のクレイジー・キャッツ的な笑いを目指したのではないかと思うのだが、うまくない。かと言って東京のスタイリッシュなコントでもなく大阪のコテコテでもない、小劇場にありがちながちゃがちゃしたダサさが前面に出てしまっている。映画としては観る必要性を感じない。
大竹まことがニワトリの着ぐるみで大暴れしたり、親分役の神部ちゃんやなどは観る価値充分。でんでんも課長役で出ている。
中古に高値がついたりしているが無理して買う必要はないし、まかり間違ってBlu-rayが出たとしても買うつもりはない。演芸史の資料としてどこかの誰かがアーカイブしておれば問題はない。

2015年2月22日

読書状況 観終わった [2015年2月22日]
カテゴリ 映画

ジャケットを見てシングルマザーの感動物語かと思ってしばらく遠慮していたのだが、3人は姉弟妹だった。いわゆるハートウォーミングなテイストの作品ではなく、ハードでシリアスな状況を描いた快作だった。
犯罪と貧困、田舎のファミリーの掟、というキーワードが内容に合っていると思うが、全体のトーンは静かで底辺には暖かいものが流れているのが判る。映像は終始、寒々としている。雪のない『ファーゴ』って感じ。

主人公は17歳の女子。覚醒剤絡みで逮捕された父が保釈金の担保に土地と家を抵当に入れていなくなったので、父を探さねばならい。ショックで母は口が利けなくなってしまっている。幼い弟と妹の面倒も見なくてはならない。父の行方を探っていくうちに親戚の妨害に合う。

登場人物が完全に冷酷ではない、ある種の多面性を見せるところにリアリティを感じる。
髪をつかんで「これ以上探るな」と言った伯父さんが、あとから「俺の家族だ」と迎えに来てくれたり、「結婚すれば判る」と旦那の車を借りてくれなかった親友もあとで助けに来てくれる。主人公からして負けん気が強いが、いざ脅されるとびくびくする。かと思えば殺したければ殺せと言ったりする。
ファミリーが主人公をリンチにする時も男は手を出してなかったり、冷たい世界でぎりぎり優しく生きてる。

弟と妹がすこぶるかわいい。弟は優しいし妹はいつも笑顔だ。
主人公リー役のジェニファー・ローレンスのほっぺが少しふっくらしているので、見た目で苦労してる感じがしないのが残念。でも役者としてはピカイチかも。

デブラ・グラニク監督のほかの作品も観てみたいが日本では今作しかリリースがないようで残念。

あとリスを捌くシーンがあるのでリス好きは遠慮したほうがいいかもしれない。でもそれは猟奇的なシーンではなく、あくまで生活の一部だ。

2015年2月17日

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読書状況 観終わった [2015年2月17日]
カテゴリ 映画

東宝の「ゴジラ」に対抗して作られた大映の怪獣映画、いわゆる「昭和ガメラ」。最初の『大怪獣ガメラ』、『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』、『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』、『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』の4作品が一枚のディスクに収められているお得な北米版。日本でもこれくらいの価格帯で出してくれればいいのに。
恥ずかしながらまともにきちんとまとめて観るのは初めてだったが、(当然ながら)子供のころの印象よりもチープでちゃちい。しかし街のミニチュアなどは東宝にも負けていない精緻さ。特に1作目の東京、2作目の大阪は素晴らしい。一方で2作目のバルゴンのデザインはひどく間抜けだ。デザイン的にはギャオスに尽きるが、造形はいまいち。
映画の人気に比例してるのか、順を追うに従って手抜きが感じられる。4作目「対バイラス」ではほとんど宇宙と海と海岸に終始してリアルな街並みは拝めなかった。その上、過去作のフィルムの使い回しが多く、しかも冗長でひどい。
なぜか理由もなくガメラが子供の味方みたいになってくるのも気に入らない。

2015年2月14日

読書状況 観終わった [2015年2月14日]
カテゴリ 映画

OSに恋した男の話。
とはいえ、普遍的な恋愛を描いた映画であって、新しい愛のカタチを提示するというSFではない。出会って恋に落ちた相手がOSだっただけだ。彼女は優しく暖かい。そしてユーモアがあり、時に辛辣で自分の発言に後悔する。ごく普通の「彼女」だ。OSである点を除いて。
OSと恋するキモオタおっさんの話だと思っているなら、今すぐ観るべきだ。いや、観るべきだろうか?物語るのはどこにでもある特別ではない恋愛の一部始終。美しく切り取られた日常の断片で構成されたイメージ。苦い思い出を振り返り、それほど悪くはなかったと描かれているように思える。観ている者は忘れたい恋愛を照らし合わせてしまうことになるかもしれない。

観ていてあまり気づかなかったが、この世界は音楽に満ちている。静かだが力強い、素晴らしいサウンドトラック。カレンOの歌う「The Moon Song」を含めてアルバムにして欲しいところ。

スカヨハの声は以外とハスキー。
原題は『her』だけで、邦題につけられた「世界でひとつの彼女」は不要。蛇足ですらない。

2015年2月8日

読書状況 観終わった [2015年2月8日]
カテゴリ 映画

でんでん怖いよ。息がつまる。園子温お得意の土砂降りとキリスト教が出てくる。
前半は史実に沿ったような展開で、次第にエスカレートしていく。主人公が感じる恐怖が伝わってくる。ところがターニングポイントとなるある一点以降からはどうでもいい展開。ただただ血みどろ不条理ファンタジー炸裂。後半はスリルのかけらもなくただただおぞましい。
当たり外れの多いいつもの園子温でした。

2015年1月20日

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読書状況 観終わった [2015年1月20日]
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前作『キック・アス』が150%だとしたら80%。期待していただけにがっくりした。
ヒットガールが校内の女子とのいざこざに悩み過ぎ。彼女はそんなに弱い存在であって欲しくなかった。マザーファッカーの秘密基地に乗り込むシーンではキックアスとヒットガールが二人ならんで「仲間を呼んである」なんてのも嫌だった。またラストで円陣を組むところには参加しない方が彼女らしい。

だが、映画の出来としてはそんなに悪くない。マザーロシアとゲリゲロ棒は良い。

2015年1月17日

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読書状況 観終わった [2015年1月17日]
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明智VS二十面相みたいで楽しめた。ところがこのヴィドックというのは実在した探偵だそう。世界初の完全デジタル映画でふんだんにCGが使われているが、あまり気にならない。大傑作ではないが佳作。

2014年2月15日

読書状況 観終わった [2014年2月15日]
カテゴリ 映画

『力道山』に続いて実話ベースの映画。どうみても日本人の米軍服を着た結婚詐欺師クヒオ大佐の悲哀にみちたコメディ。監督は『桐島、部活やめるってよ』でブレイクした吉田大八、主演は当時ブレイクしかけてた堺雅人。

2014年2月10日

読書状況 観終わった [2014年2月10日]
カテゴリ 映画

力道山の生涯を描いた日韓合作映画。
主演のソル・ギョングは体重を20キロ以上増やし、九割以上日本語の科白。カタコト感は否めないが充分なレベル。
力道山の人となりを知らなかったのだが、大陸系の独善と傲慢さが鼻に付き、朝青龍を彷彿とさせる。日本人としてはどうしても綾(中谷美紀)や吉町(萩原聖人)、菅野会長(藤竜也)などに感情移入&同情してしまう。またプロレスのシーンは迫力があるのだが当時は使われていないと思われる派手な技の応酬で、そこはある程度こだわって時代考証して欲しかった。ただ当時の街並みなどを再現したセットやCG、美術などは素晴らしい。
東浪役の橋本真也は元気そうに映っているが、公開前に若くして亡くなっている。特典映像の愛らしい笑顔が印象的だ。

2013年11月3日

読書状況 観終わった [2013年11月3日]
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完成された美しい映画。近未来SF映画だが、未来的なセットや衣装はほとんど登場せず、むしろ禁酒法時代のようなファッションと世界観。そのへんからゴダールの『アルファビル』を思い出す。

2013年10月14日

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読書状況 観終わった [2013年10月14日]
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主人公にとってハリーはちょっと異質な存在で、なぜ付きまとうのかよく判らない。得体のしれない謎の男だ。謎が謎のまま終わるならハリーの心理描写みたいなシーンは不要だった。一人で車に乗って叫ぶシーンとかは確かに奇妙だが、何かきっと理由があるのだと思わせてしまう。どのような結末になろうともその理由が開示されるに違いないと思わせてしまう。
ヒッチコックのような見せ方や音楽に謎解きを期待させてしまう。
これは不条理なんだから答えられない期待を与えないでほしい。
ハリー一人のシーンは描く必要はないし、ましてや感情なんて不要だったと思う。

2013年10月11日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2013年10月11日]
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前作『リローデッド』の後編。余計な小さなエピソードを加えたことで長くなってる。

2013年10月8日

読書状況 観終わった [2013年10月8日]
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三部作というより次作『レボリューションズ』との前後編になっているので二部作と考えるのが正しい。
当たり前だが前作の続きで、さらにクトゥルフとスターウォーズとスタートレックも加味した大作となった。
他にも『アニマトリックス』もある。

2013年10月8日

読書状況 観終わった [2013年10月8日]
カテゴリ 映画

今ごろ初めて観た。タランティーノのサンプリングの方法論をSFでやったような全部入り最先端の作品(当時)。あとカンフーを少々。

2013年10月8日

読書状況 観終わった [2013年10月8日]
カテゴリ 映画

劇場版でどうなるかと思ったら、どうもならなかった。テレビ版を冗漫にした感じ。
若い松尾スズキの怪演が観れます。

2013年10月3日

読書状況 観終わった [2013年10月3日]
カテゴリ 映画

読書状況 観終わった [2013年10月3日]
カテゴリ 映画

読書状況 観終わった [2013年10月3日]
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読書状況 観終わった [2013年10月3日]
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