スパイ養成所を飛び出し、渋谷で映写技術師をしている「オヌマ」が、次第に暴力の渦と、狂気の空間へと導かれていくストーリーを作者、読者、登場人物の3つの観点から、モチーフを複層させ小説を成り立たせている。
阿部和重が描く、ごった混ぜの世界が激しく揺れ動く。これは、やばい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年1月16日
- 読了日 : 2013年1月16日
- 本棚登録日 : 2013年1月16日
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