著者本人が、自分の載った新聞のコピーを配りまくっておられました(笑)
「私の授業は『なんにもデーケン』で始まるんですよ(笑)」とかおっしゃりながら。
上智大学名誉教授であり「死生学」という分野を確立されたアルフォンス・デーケン先生の最終講義をもとに書かれた本です。
デーケン先生の生い立ちから、戦争体験や学問を通じて学んだこと、そして「生命」に関する考察を分かりやすく話して下さっています。
中には
私たちの人生にとって大切なヒントを与えてくれる言葉も多く示唆されているのではないでしょうか。
本書のテーマは主に「死」でありますが
私たちが真面目に暗い気持ちで向き合う「死」というものに対して
「ユーモア」の大切さを訴えていることは大きいことなのではないでしょうか。
読みながら、はっと立ち止まり目からウロコの多い本でもあります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月24日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年10月24日
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