自称「戦う哲学者」中島義道氏の原点がここにあるのかもしれない。
他の著作より毒は少なく、中島氏のウィーン生活の回顧録として書かれているような気もする。
日本人である中島氏とウィーン人達との権利の主張の仕合いと自己の正当化との戦い、大学での苦難を書いたものだが、最後に爽やかさを残しているところが中島義道氏らしくない。
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新書
- 感想投稿日 : 2013年7月22日
- 本棚登録日 : 2013年7月22日
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