ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘 (中公新書 956)

著者 :
  • 中央公論新社 (1990年1月25日発売)
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本棚登録 : 250
感想 : 29

自称「戦う哲学者」中島義道氏の原点がここにあるのかもしれない。
他の著作より毒は少なく、中島氏のウィーン生活の回顧録として書かれているような気もする。
日本人である中島氏とウィーン人達との権利の主張の仕合いと自己の正当化との戦い、大学での苦難を書いたものだが、最後に爽やかさを残しているところが中島義道氏らしくない。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2013年7月22日
本棚登録日 : 2013年7月22日

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