ひとことで言うなら、「スピリチュアリズム」「オカルティズム」が大きなテーマ。
それまでの「法」には、なにかしら、「心の教え」があったりしたのだが、霊界の諸相や、古代文明、宇宙人など、「好きな人は好き」「苦手な人は苦手」がやや分かれるのではないかと思う。
私は完全に後者であったが、本書では、珍しく前半に多くの文献を参照しているところなどをみると、それらの「不合理」な世界を、どうにかして上手く伝えようとしている筆者の努力が窺える。
ある意味、衝撃と言えば、衝撃。不合理と言えば不合理。「ここまできてしまったか」とも言える。
この世だけでなく、「あの世」をこそ真実、実在とした、スピリチュアリズムであり、オカルティズムであるということ。
哲学や宗教にも唯物論、人間機械論がはびこっているが、同時に、アメリカでは心霊的なアプローチもなされていたという報告もある。
真実の世界認識は、「この世の三次元世界は水槽の中の世界であり、その外の世界は広大無辺である。」ということ。
大切にしたい言葉。
「より多くの人々のために生きる人、より多くの人々のために命を棄てる人こそ、より多くの実りを得、仏神からいただいた命を十倍、百倍、千倍に生かしきることができるのです。」
聖書の「一粒の麦、もし死なずば・・・」の譬えを思い出しました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新興宗教
- 感想投稿日 : 2013年7月25日
- 読了日 : 2015年9月8日
- 本棚登録日 : 2013年7月25日
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