神秘の法: 次元の壁を超えて

著者 :
  • 幸福の科学出版 (2005年1月1日発売)
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感想 : 6

ひとことで言うなら、「スピリチュアリズム」「オカルティズム」が大きなテーマ。
それまでの「法」には、なにかしら、「心の教え」があったりしたのだが、霊界の諸相や、古代文明、宇宙人など、「好きな人は好き」「苦手な人は苦手」がやや分かれるのではないかと思う。
私は完全に後者であったが、本書では、珍しく前半に多くの文献を参照しているところなどをみると、それらの「不合理」な世界を、どうにかして上手く伝えようとしている筆者の努力が窺える。

ある意味、衝撃と言えば、衝撃。不合理と言えば不合理。「ここまできてしまったか」とも言える。

この世だけでなく、「あの世」をこそ真実、実在とした、スピリチュアリズムであり、オカルティズムであるということ。
哲学や宗教にも唯物論、人間機械論がはびこっているが、同時に、アメリカでは心霊的なアプローチもなされていたという報告もある。

真実の世界認識は、「この世の三次元世界は水槽の中の世界であり、その外の世界は広大無辺である。」ということ。

大切にしたい言葉。
「より多くの人々のために生きる人、より多くの人々のために命を棄てる人こそ、より多くの実りを得、仏神からいただいた命を十倍、百倍、千倍に生かしきることができるのです。」
聖書の「一粒の麦、もし死なずば・・・」の譬えを思い出しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新興宗教
感想投稿日 : 2013年7月25日
読了日 : 2015年9月8日
本棚登録日 : 2013年7月25日

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