水晶のピラミッド

著者 :
  • 講談社 (1991年10月1日発売)
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本棚登録 : 82
感想 : 6

アメリカはビッチ・ポイントに作られたピラミッドで起こった事件を御手洗コンビが訪れて解決。
そこに至るまでの前振りが長く、半分ほどは主役は出てこずに古代エジプトとタイタニック船上での話が続きます。
古代エジプトと気づくまでにタイトル通りいつか関係あるだろうと思いながら読んでいくと、何てこったの結末。
タイタニックにいたっては、そんな伏線思いつかなかったな些細な関連。
それでもそれはそれで私は面白く読めました。ピラミッドは実は本当にそんなふうだったのじゃないかとか、タイタニックにいたっては、この登場人物たちも皆沈んでしまうんだろうと思うと映画を思い出したりもして。
そしてようやく暗闇坂のレオナ登場。ハリウッド映画のためにビッチ・ポイントのピラミッドで撮影中に事件が起き、その解決のために我らが御手洗登場となりました。
石岡君が本当にごく普通の人でほっとします。
最後の最後まで気を抜かずに読むのが島本さん流。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2017/02
感想投稿日 : 2017年2月14日
読了日 : 2017年2月14日
本棚登録日 : 2017年2月3日

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