数奇にして模型 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2001年7月13日発売)
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本棚登録 : 6921
感想 : 456

本物の異常者現れる、の巻。
密室の実験室で絞殺された女子学生。同じ日に模型イベントの会場となっていた公会堂の一室で首なし死体。しかもまたもや密室。同じ部屋に倒れていたのは、女子学生と同じゼミの社会人学生。
そんな二つの密室の謎を追っていくうちに、第三の殺人が。
今回は警察の活躍はほとんどなく、金子君と犀川先生大活躍。特に犀川先生は全身打撲だの筋肉痛だの裂傷だのを負いながら、萌絵の危機を救うのでした。
萌絵のいとこが出てきましたが、やっぱり変わってて、なかなか強烈でいい味出していたと思います。
萌絵の友人、ラブちゃんって…。こちらも出番少ないにもかかわらず、キャラクターが非常に漫画的で強烈でした。
それも作者が昔同人誌を発行していたとか(しかも漫画)聞くと、なるほどなーと思ったのでありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2017/01
感想投稿日 : 2017年1月20日
読了日 : 2017年1月17日
本棚登録日 : 2016年10月27日

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