山のくらしと動物たち: バサラ山スケッチ通信

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  • 小峰書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338216012

作品紹介・あらすじ

山には、たくさん動物や植物が生きている。そのせいいっぱい生きるすがたに、人間はたくさんのことを学び、いっしょに生きる、ということをしんけんに考えます。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本作家鈴木まもるさんの山暮らしエッセイ。子ども向けに書かれているのでやさしいです。ページの上下に描かれてる小さなイラストもすごくかわいい。大人が読んでもすごく面白いです!私も家族で田舎に移り住み暮らしているので共感するところも多かった。

    ボタンを押したり画面をタッチすれば何でもできてしまう時代。オノやカマで木や草を切る、なんていう単純明快な作業はどんどん機械化されて、そんな面倒なことしなくても生きていける。道具を使う(自分がケガをするかもしれない)緊張感みたいなものは忘れ去られていく。ケガをさせたら責任が取れないから、子どもには危ない道具は持たせない、っていう風潮が強くなっているけど、全くそんな危険を経験せずに、痛みもこわさも知らずに育つというのも恐ろしい。痛い、こわい、を経験することも学び。

    っていうところにすごく共感。かく言う私も道具を使うことを学ばずに大人になった一人ですが…。自分の子どもにはこういうことを教えてあげたいな。

  • 4-338-21601-8  159p 2005・11・11 1刷

  • 画家で鳥の巣研究家の鈴木まもるさんの「山のくらしと動物たち」、2005.11発行です。608mのバサラ山の中腹で、イノシシ、タヌキ、アナグマ、ウサギ、リス、ヤマネなど沢山の動物たちと触れ合い、池を作り、巣箱を作り、野菜を作りながら山の暮らしを続けている鈴木まもるさんです。

  • 目次抜粋
    バサラ山…6ページ
    バサラ山のくらしと動物たち…9ページ
    バサラ山のくらし…17ページ

    ヤマネ…60~64ページ

    ※木の上の蔓のからまった所やヒヨドリの巣にあった、枯葉で作られていた巣をヤマネの巣と推論している。

    2005年11月11日、(株)小峰書店、東京都、全159ページ

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著者プロフィール

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』などの著書がある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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