現代の介護事情を持って読むと、夫が全く役に立たず、本当にイライラする。
介護は実子であるというのが近頃の常識である。
時代が時代なのか、嫁は義父の面倒を本当によくみるので、素晴らしいと思った。
大人用のおむつを買う場面で嫁が困ってしまう描写があるが、現代では介護用品は充実しているので、本書の時代よりも介護しやすい環境にはなっているだろう。
ただ、自分の身内が認知症になってしまったことについての悲しさ、これからどうしたら良いのかという心配ごとは変わらないと思う。
現代でも十分共感を得られる本だと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月28日
- 読了日 : 2017年2月28日
- 本棚登録日 : 2016年9月27日
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