皇太子チャグムは、父との不和の末、罠と知りながら、隣国サンガルの救援に向かう。
罠に捕らえられたチャグムは、大国タルシュの捕虜となり、敵国の第二王子と対面し、タルシュの傘下に下るようにと言われる。しかし、そのとき父王は暗殺されることとなってしまう。
清廉すぎるチャグムは清濁併せ呑むことができず、自分なりの道を進むことにする。たとえそこに道はなくとも。
国交や、その国の歴史や民草などの描写が本当にすごい。
たくさんの民族が、それぞれの文化や伝統をもって大切にしていることなどが、フィクションとは思えないほどリアルによくわかる。
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- 感想投稿日 : 2016年2月17日
- 本棚登録日 : 2016年2月17日
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