セーラー服と機関銃 (1981年) (角川文庫)

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本棚登録 : 80
感想 : 9
5

20年位前に初めて読んで以来、犯人覚えてても2、3回読んでる。
解説によると、赤川次郎がサラリーマンを辞め作家活動に専念してから初の長編小説らしい。

赤川作品の特徴とも言うべき、可愛くて真っ直ぐでちょっとじゃじゃ馬なヒロインと、次から次へと物語が展開していって最後に見事にオチをつけるストーリーが、よく描かれている。

読んでいて、そういえば杉原爽香シリーズにも“佐久間”という名のヤクザが出てきたなー、と何となく思い出した。

しかも、足を洗った後で、関係ない喧嘩や事件に巻き込まれて死ぬ、という最期も似ている。
杉原爽香に出てきた“佐久間さん”は、この話の佐久間に、作者がもう一度命を吹き込んだのだろうか?

↑気になって確認してみたら、佐久間じゃなくて入間だった……。
けれど、やはりキャラは似ている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 赤川次郎
感想投稿日 : 2013年11月21日
読了日 : 2013年11月21日
本棚登録日 : 2013年11月20日

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コメント 5件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/25

「専念してから初の長編」
そうだったんだ、、、赤川次郎は「赤川次郎の文楽入門」と「三毛猫ホームズの談話室」しか読んだコトがないので知りませんでした。

虹風 憂璃さんのコメント
2014/04/26

小説もオススメですよー。
まあ、大量生産のため駄作も多いですが……。
暇つぶしには最適です。

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/28

「小説もオススメですよー。」
何から読もうか、迷って結局読んでいません(やっぱり猫好きなので「三毛猫ホームズ」かな)

虹風 憂璃さんのコメント
2014/04/29

三毛猫ホームズは、途中まで読んでましたが、最近のは全然読んでないですねー。
気楽に読むなら幽霊シリーズがオススメです。
あとは初期のはどれも秀逸。
ミステリーじゃないけど「ふたり」も良いです。
多分、唯一の文学的価値のある作品(笑)。

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/05/02

「気楽に読むなら」
有難うございます!「幽霊シリーズ」と「ふたり」メモりました。。。

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