小学館のシリーズは講談社に比べ内容が子供向けなのだろうか。新視点というより落ち穂拾いの感あり。
それでも、寺社や日記を中心にした資料の精査は良かった。
体系的に何かを論じる書物ではなかったが、「見えないところに光を当てる」という側面は十分に感じされた。
体系的ではないが、時系列を追っているので、教科書レベルの通史としてならまあ読めなくもない。このどっちつかず感がちょっと違和感として残っているが。。
著者は足利義満天皇簒奪説にシンパシーを持っている。
まあこの説の真偽は確かめようがない以上、永遠のお楽しみといったところか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中世史
- 感想投稿日 : 2009年6月14日
- 読了日 : 2009年6月14日
- 本棚登録日 : 2009年6月14日
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