僕の明日を照らして

著者 :
  • 筑摩書房 (2010年2月10日発売)
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感想 : 321
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瀬尾まいこさん再婚相手である新しいお父さんから虐待を受ける中2男子でもお父さんふだんはやさしいんです

って内容を知ってて読んだけど(重いんだろうな~と覚悟して読んだけど)
これは・・・

男の子は優ちゃんがすきで、優ちゃんも男の子がすきで
男の子はずっとさみしかったし優ちゃんがすきだから離れてほしくなくて黙ってて
でも殴られるのは痛いし嫌だからなんとかキレない方法を探っていく
しかも明るく軽く冗談めかしてふたりで仲良く・・
優ちゃんも反省するしなんとかしたいと思いながらなぐってしまうという

DVの話はあまり読んだことないし理解もできないけど
対女の人、男女間でしかあまり話題にならないというか
子どもの場合虐待で、子どもが非力だったり絶対的な何かがあってどうにもならなかったりすんだろうけど
この男の子の場合頭もいいし中2だし(まだ中2ともいえるけど)反撃するなりもう少しやりようがありそうなものだけど
暴力にさらされたことがないわたしなのでよくわからない・・
好きだから離れてほしくないから我慢するって、なんか間違ってる気がする

結果的に暴力がなくなったし
男の子には気の毒だけど家族ではなくなったわけだからよかったのかなーと思うけど
まあ気づかなかったお母さんも悪いけど気持ちはわかるし

またいっしょに住むのは無理でも(むりだよねーお母さんからしたら)
気の合うお父さん的存在としてなかよく続いてほしいとは思った

あーでもやっぱり理解できないなー
どんな理由でも、たとえ病気でも、暴力はよくない
早く奥さんに言うか病院にいくべきだったと思う

もやもやしたのでちょっと長くなってしまった

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2015年
感想投稿日 : 2015年10月3日
本棚登録日 : 2015年10月3日

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