月と雷

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年7月9日発売)
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本棚登録 : 1046
感想 : 196
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親…特に母親から子供への影響を考えると、“きちんとしないといけない”と思って行動するのが普通なのだと思っていた。当たり前、普通の基準を作ってあげられるのは、親だけだから。それも“母性”というのだと思う。でもそれが欠落している人も稀にいるのだろう。

なんだか、智も直子も彼らを救ってきた人たちも私は理解できないし、納得できない。泰子があれだけ疑問をもち悩むことになるなら、やはり与えた影響は間違ったものなんだと思う。

結局は本人が幸せならいいのかもしれないけど、違和感を感じ始めたら新たな不幸が始まってしまうのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 池井戸潤
感想投稿日 : 2014年3月21日
読了日 : 2014年3月21日
本棚登録日 : 2014年3月15日

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