朝日新聞で見かけたので読んでみました。
タイトルから分かる様に、色んなところで「昔はこうだったのに、最近は…」とか「昔は良かった…」みたいなことがあるけれど、それって本当なの?という疑問から出発している本です。
あとがきにあったけれど、確かにその時代を生きていた人の語る話は本当だし、とても大切なものだけれど、人一人が見られる世界はそんなに広くないのだから、その人が見てきたものだけが全てではないということは理解する必要がある。
これは、こういう昔今比較のことだけでなくて、現在を生きている中でも同じではないかと思いました。
また、昔を引き合いを出す際に、冷静に事実を知った上でのべているよりも、印象で語っていることが実に多いというのも納得です。
様々な創作物がある中で、映像は記憶に残り易いですが、そこで見たものをどうしても思い出して考えてしまうことも多いと思う。だから難しいのかなぁと思います。
いつの時代も「最近は…昔は…」みたいなことを言っていたんだなぁ…というのも分かって面白かったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月27日
- 読了日 : 2014年2月27日
- 本棚登録日 : 2014年2月27日
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