雪深く、凍てつき、もう何もかも絶えたと思われた大地から、力強く芽吹き大輪を咲かせる烈。それをとりまく意造、加穂、せき、どの登場人物も哀しく、それでいて芯がありどこか凛としている。肉厚な物語だがどんどん読めてしまうのは新聞連載ならではのテンポのよさか。予感のさせ方と主語の切り替え方が見事だと思う。
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- 感想投稿日 : 2016年2月3日
- 読了日 : 2016年2月3日
- 本棚登録日 : 2016年2月3日
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