ズートピア MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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差別問題を扱ってるという噂だったので、大人も楽しめるのかなーと思ってたけど、思ったより子供向けでした。
差別問題にはそこまで斬り込んでなかったな。
「差別はいけないことだよ!」ではなく、「誰でも差別心は持ってるから気をつけようね」という感じですかね。
それはその通りなんですけども。
法律でガンガン黒人差別してた時代を忘れてきた今でこその表現かな。
しかしトランプ氏を当選させた人の中には差別主義者も沢山いたんだろうし、アメリカさんはまだこんなやんわりした表現では足りないのでは?という気もする。
まぁライトに観れるけどね。
吹き替え版の上戸彩が可愛すぎて、これのために観たと言っても過言ではない(笑)
頑張り屋さんが空回りしちゃってる感じ、萌えるー!
吹き替え版用にテーマソングわざわざ日本語版作ったのに、ラストのシーンでは英語版が流れていたのが謎でした。
ガゼルの声が急に変わるという…。
上京シーンで流れてた日本語版、別にラストに流れても悪くないと思うのですが。
ただ、Dream Amiさんのガゼルの台詞は酷い棒読みでしたね。誰も注意しなかったのかと。
「ズートピアは何にでもなれる」は、「アメリカ自由の国」ってやつをイメージしてるのかな。
日本人もそう思ってる人が多いけど、最近自分は「アメリカってそんな自由か?」と思うようになった。
ブラックジョークを言わせれば人種差別表現はポロポロ出てくるし、同性愛には過剰反応するし、貧富の差が激しくて貧しい人はなかなか上に上がれないし…。
日本と比べて自由ですか??
自由競争は好きよね。
あと職業差別を堂々としてたのは気になった。
ウサギは農家がお似合いだよっていう台詞がちらほら。
あと駐車違反取締りなんかやりたくない、とか。
農家や駐車違反取り締まってる人がいなかったら社会が回らないのだが。
ウサギパパの農家の知識が役に立ったので、それで帳消しにしたつもりかな?分かりにくかったけど…。
そんなモヤモヤしたアメリカ社会を、モヤモヤのまま終わらせる映画だった気はします。
深く考えなければ可愛くて面白い。
- 感想投稿日 : 2017年8月6日
- 読了日 : 2017年7月30日
- 本棚登録日 : 2017年8月6日
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