風が抜ける町、香瀬町。香瀬町にやってきた新しい住人は、かぜまち美術館の館長を勤めることになった佐久間とその娘、かえでだった。佐久間親子の隣に住む、保育士のカホリはなぜか佐久間の顔に見覚えがあった。佐久間はカホリの勤める保育園に飾られた一枚の絵に興味を示す。少年の背後に、無数の風車が描かれた絵。それは15で亡くなったカホリの兄ヒカリが描いたものだった。
今回は絵解きミステリ?絵画の解説もあるけどあっさりしててわかりやすい。時々かえでの一人称が入るのも和やかでよかった。切なくて爽やかで平和な話だった。しかしヒカリ兄さん天才すぎる。佐久間さん思わせぶりすぎて、カホリとドキドキしながら読んでたのに残念……。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年4月26日
- 読了日 : 2015年4月26日
- 本棚登録日 : 2015年4月26日
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