かぜまち美術館の謎便り

著者 :
  • 新潮社 (2014年11月21日発売)
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本棚登録 : 374
感想 : 69
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風が抜ける町、香瀬町。香瀬町にやってきた新しい住人は、かぜまち美術館の館長を勤めることになった佐久間とその娘、かえでだった。佐久間親子の隣に住む、保育士のカホリはなぜか佐久間の顔に見覚えがあった。佐久間はカホリの勤める保育園に飾られた一枚の絵に興味を示す。少年の背後に、無数の風車が描かれた絵。それは15で亡くなったカホリの兄ヒカリが描いたものだった。

今回は絵解きミステリ?絵画の解説もあるけどあっさりしててわかりやすい。時々かえでの一人称が入るのも和やかでよかった。切なくて爽やかで平和な話だった。しかしヒカリ兄さん天才すぎる。佐久間さん思わせぶりすぎて、カホリとドキドキしながら読んでたのに残念……。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年4月26日
読了日 : 2015年4月26日
本棚登録日 : 2015年4月26日

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