「大事にせなあかんで。孝行したい時分に親はナシや。」

カテゴリ 邦画

個人的に‟思い入れ”のある作品です。
(私の小学生時代の友人なら、‟シンクロニシティ”をすぐに理解してくれるはず)

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カテゴリ 邦画

・ママは‟奇跡は毎日起きる”って。嘘じゃない。本当だよ。
・ママは言った。‟神様の働きは不思議だ”と。
                    【フォレスト】

「(略)自分が元型的な状況におかれているのに気づいたが、そういう状況は、神話やおとぎ話の中ではきわめて頻繁におきることである。神話やおとぎ話の中では、聖なるものの介入、すなわち奇跡だけが唯一の解決をもたらしてくれるものである。」【C・G・ユング】
「ユングによれば、あらゆる魔法や奇跡や超心理学的できごとには、共通して含まれる要素があるという。すなわち参与する側の、期待に胸をふくらませて待ち望むという態度である。」【サリー・ニコルズ】『ユングとタロット 元型の旅』
「自我が無意識からのメッセージを読み解いて意識化していくと、無意識はたとえば神的な存在として登場するようになり、しばしば奇跡を起こす。それは現実の世界にも波及して、癒しや救いが経験される。」【老松克博】『無意識と出会う』

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カテゴリ ヒューマン映画

「真の友情が生じるのは、個々人が自分の個性を忘れず、自分を他と同一視することのないときのみである」【C.G.ユング】『エセンシャル・ユング』

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カテゴリ 洋画

ナウシカが取り戻そうと努力していた自然との共生。
まさにその現実版です。

個人的には「水と人」との関係の奥深さに感動しました。

特典の赤堀教授と高畑監督の対談も見逃せません。

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カテゴリ その他

子どもの頃、一番好きだったTVアニメ。
再放送を含め、何度も、何年も、観続けた。


ハイジの赤い服によく似たワンピースを着て、得意満面で撮った写真は今もアルバムの中に。

「山の家」の澄んだ空気。日差しの暖かさ。屋根裏部屋の藁のフカフカベッドや、丸い窓から眺める満天の星。
「冬の家」の暖炉に包まれた温もり。
対するフランクフルトの石畳の冷たさ。でも「白いパン」の柔らかさには、想像するたび小麦の香りが漂ってきた。

感受性豊かな子ども時代、観ているだけで色んな感覚が伝わってきた。

そして、あのトロリと溶けたチーズがのっかったパン。
大人になったらスイスに行って必ず食べようと、心に決めていた。


先日、逝去された高畑監督。
「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」も含め、多感な時期にあのような作品を届けて下さったことは、自分の情緒形成にどんな影響を及ぼしたのだろう、と感謝せずにはいられません。

心よりご冥福をお祈りします。

カテゴリ アニメ

公開時に映画館で観て、当時ひどく感動した作品。

たしか『早春物語』と同時上映だったと思うが、そちらがほとんど印象に残らなかったほど、この作品のインパクトが強烈だった。

あれから長い時が経って、今観るとどう感じるかは全く分からないが、「当時の自分が受けたインパクト」という事実だけは、これからもずっと変わらない。

読書状況 観終わった

とてもとても深いテーマだった。

「やりすぎだった。俺が間違ってた。」

意識化が存在原理であるはずの人間が、‟森にどっぷり”ではやはり間違っている。

中庸の大切さ
バランスの難しさ

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カテゴリ ヒューマン映画

「それが運命となっているような者は誰でも、ただ漠然たる希望に導かれて、孤独と、孤独の深淵が孕む危険とを意識する人間の開かれたる眼を以って、自分だけの途を辿らねばならぬのである。

われわれが現実生活にはたらきかける心理学にあっては、もはや主知的・科学的立場に頼っていることが出来ず、感情の立場をも、だから従ってありのままの魂が含んでいる一切のものを考慮に入れざるをえないという事情に存するのである。

知性のみを満足せしめる心理学は絶対に実際的ではない。
なぜならば知性のみを以ってしては、魂の全貌というものは絶対に捉えられることがないからである。」 本文(結語)より     【C・G・ユング】
                  

カテゴリ ユング心理学

困難な境遇にも負けることなく、実力で周りを認めさせていく。
とはいっても実際には、映画では描き切れないような、もっと複雑な苦難が数多くあったのだろう。

一度、堰を切ったように主人公の感情が爆発する場面。
それまでの理性と忍耐の力がどれほどのものだったかを、そのまま現すかのような激情に、観る側も震えた。

希望を与えてくれる作品。

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カテゴリ ヒューマン映画

人工知能が勝手に「独自の言語で話す」恐るべき時代の到来
https://forbesjapan.com/articles/detail/17214

ファンタジーではなくなってきている今、改めて観返すと、
この映画の凄さが、新たな重みを伴って沁みてくる。

何より難しいことを抜きにして、感情に訴えかけてくる情緒的なシーンそのものが、「恐るべき時代の到来」への歯止めとしての映画の役割を、見事に果たしている作品だと思う。

賢くて強くて優しい栄おばあちゃん、あこがれます。

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カテゴリ アニメ映画

「あきらめたらダメだ」
「神はお前と共にいる」
「与えれば与えられる」
「求めれば もたらされる」

「真理自体が私を征服しない限り、私が真理を認識することはない。神は私が使えるようにと理性、論理、そしてなにもかも全てを授けてくれたが、同時に神が全ての主であることを私は忘れてはならない。」【フロマートカ】『神学入門』


‟自己”が全ての主であることを、‟私”は忘れてはならない。

スタ-になっても、このような作品に出続ける、そんなヴィゴがやっぱり素敵。

読書状況 観終わった
カテゴリ ヒューマン映画

すべての感情が大切。
すべての感情で‟私”が形作られている。

「子どもの成長のためには、泣くことも怒ることも大切だ。人間のもついろいろな感情を体験してこそ、豊かな人間になっていけるのだ。」【河合隼雄】『子どもと悪』

「ネガティブのときは、つらいですけれども、そのほうかまだ脈があります。感情が働いているということは素晴らしいことだからです。本当にこわいのは、ネガティブでもポジティブでも何でもない場合です。」【河合隼雄】『過保護なくして親離れはない』

読書状況 観終わった
カテゴリ アニメ映画

子供のときに母と劇場で。

今になって思うこと。
あれぞ感情の炎の凄まじさ。

読書状況 観終わった

『ミザリ-』とそれほど時離れず観た『黙秘』。
あの時から、キャシ-・ベイツは私の中で「名優」です。

読書状況 観終わった

観終わった後、ただの怖さではない、何とも言えない強烈な気持ち悪さが残った。
強引に勧められて、気乗りせずに初めて観たあの時から、もう長い年数が経ったが、今でも頭にこびりついて離れないシ-ンが蘇る。

スティ-ブン・キング原作の様々な映画を観てきた者としては、原作者への敬意は大切にしたいけれど、でも映画としてのこの作品のインパクトはまごうかたなきもの。

一人の人間が「自我を乗っ取られる様」が、普遍的な不気味さにつながっているのかもしれない。

読書状況 観終わった
カテゴリ ホラー

感動スト-リ-てっぱんの流れ+キャストの圧倒的歌唱力=子供のために行ったはずなのに母(こっそり)ボロ泣き。

個人的にはやっぱり、豚のお母さんにあれこれ共感。

2017年6月13日

読書状況 観終わった [2017年6月13日]
カテゴリ アニメ映画

ラストのハル・ベリーのセリフ(概略)
「私はこの体験を通して、本当の意味で‟聴く”ということを学べた」


理論だけだった心理学者が、体験を通して知ったもの。
こころの世界を体験するということがどのようなものか。

他者の偏見。
個人の体験を、周りの人へ理解してもらうことがいかに難しいか、分かってもらえない苦しみがいかほどのものか。


色んな意味で、人間の(こころの)奥深さが描かれた作品ですので、そこに底知れぬ恐怖が描かれるのは当然なのかもしれません。


ただのホラー映画でないことは確かです。

読書状況 観終わった

心の成熟度(影の統合)によって、大きく評価が分かれるのだろう。

どちらにせよ‟大人な”作品。

岡本太郎さんは「全存在的充実感をとり戻すことが真の生き方」だと表現されています。
自己(Self)を生きることの意味を知っておられたのだと思いました。

「いま現時点で、人間の一人ひとりはいったい本当に生きているだろうかということだ。
本当にいきがいをもって、瞬間瞬間に自分をひらいて生きているかどうか。
システムのベルトコンベアーに乗せられ、己を失って、ただ惰性的に生活をつづけているというのなら、本質的に生きているとはいえない。」


ユング派でいうところの"個性化"の大切さ、幸福感、それに付随する責任と厳しさについて書かれています。

どの時代にも「自己本位の生き方」の意味を説いておられる方がいたのだと、年齢を重ねるごとに気づかされます。

読書状況 読み終わった
カテゴリ 人生哲学

前作同様、素晴らしい「歌」はもちろんのこと、「ダンス」もやはり、心の内側を動かすものだとつくづく感じる。

このような作品は、観るだけで「アートセラピー」の効果があるのだと実感させられる。

読書状況 観終わった
カテゴリ 洋画

メアリーが、覆い隠されていた自身の本当の力を発揮できるまでの過程も相俟って、こころの根っこの部分が揺り動かされる。
意識よりもっと深いこころの部分に届く、正真正銘の讃美歌(霊歌)だと感じた。

「型」にこだわっていた院長も、最後には殻を破らざるを得ない、歌・合唱の素晴らしさ。

読書状況 観終わった
カテゴリ 洋画

10代の時に初めて、自宅の本だなに並んでいた文学全集の中にあったこの作品を手に取った。
長編小説にはつきものの、「波に乗るまで」には若干の忍耐を必要としたが、乗ってからはその世界にどっぷりと入りこむことができた。

映画も大作だが、私は映像の前に原作を読んで正解だったと今でも感じている。
先に観てしまっていたら、「もう知っている話」として、あえて大著に挑む気にはなれなかったかもしれないので。

でも、(あの長時間の)映画にも描き切れていないドラマが、機微が、原作の中にはあります。
映画ファンの人にもぜひ、原作を読んでもらいたいです。

読書状況 積読
カテゴリ 西洋文学

こういう作品に出会えた時、理屈抜きで、「あぁ、映画ってやっぱり良いな」と素直に思える。

作品自体はもちろんだけど、ビノシュとデップが醸し出す何とも言えない雰囲気が本当に魅力的です。

それにしてもやっぱり、チョコレートの魔力は絶大。(日々実感)

読書状況 観終わった
カテゴリ 洋画
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