科学史をさっくりと楽しく解説してくれる本です。ガリレオのエピソードとか面白かった。神と科学が対立するようになったのは割りと最近で、それまでは神様を理解するための科学だったことが分かりました。
最後の章の鼎談はとても興味深かった。福島の原発事故が科学と社会両方の歴史にとってターニングポイントになるであろうこと。明治時代に「科学技術」を輸入する時、その根っこの哲学は置いといて、技術ばかりを輸入してしまったことの弊害が原発事故にもつながったのではないかという考察。なるほどなーと思って読みました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
サイエンス
- 感想投稿日 : 2012年9月19日
- 読了日 : 2012年9月19日
- 本棚登録日 : 2012年9月13日
みんなの感想をみる