作者の藤谷さんは洗足音大付属高校でチェロを専攻されていたそうで かつてのご自分がモデルになっているようです。大変な話題作ですが、音高に通う高校生達の話、ということで よくある青春小説(苦手な分野)だろうと勝手に思い込み読まずにいましたが、その思い込みを撤回します! 全3巻という長編ですが、最初から最後まで本当に面白い!その上、勉強にもなります。 第1巻のサブタイトルの「合奏と協奏」ですが、この違いを“演奏家の心理”という視点から描写されていて 目からウロコが落ちました。作中で主人公が観に行くモーツァルトの「魔笛」をものすごくものすごく 観に行きたくなりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年2月9日
- 読了日 : 2011年2月9日
- 本棚登録日 : 2010年12月26日
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コメント 1件
円軌道の外さんのコメント
2012/01/08