月に魅せられた男の果て
主人公は画家のゴーギャンをモデルに描かれている。
証券会社に勤め、家庭を持ち何不自由ない生活を送るストリックランド。
ある時そんな中年オヤジの彼が圧倒的な衝動に突き動かされ、家庭や仕事などの世俗的なしがらみ(六ペンス)を一切かなぐり捨てて、芸術(月)に傾倒する。
世間の非難を潔く受け容れながらもそれらを冷笑すること憚らないストリックランドが印象的。
月に魅せられた男の人生の果て。そこに広がる景色は至福の煌めきか虚無の暗闇か。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2011年10月19日
- 読了日 : 2011年5月19日
- 本棚登録日 : 2011年10月19日
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