霧の旗 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1972年2月1日発売)
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本棚登録 : 573
感想 : 64
4

後味は悪い。誰も、そう誰も幸せになってない。というか不幸だ・・・。
でも桐子の生き方が潔過ぎて、なぜか共感してしまう。
ちょうど「検察側の罪人」読んだ後だけど、「検察側」の後味に悪さには憤りを覚えるのに、全くこの作品には憤りを覚えなかった。
なんだろう・・・本来は憎むべき犯人なんだろうけど、犯人の人となりがほとんど出てこないから、なのかな・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年12月22日
読了日 : 2013年12月22日
本棚登録日 : 2013年12月22日

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