水上勉の解説の言葉がまさにその通りなので引用させてもらう。
“たった三時間くらいの、ありふれた夕刻の日常に人の生も死もぬりこめようとする力があって、なるほど、そういう時間を、われわれは生きているのだということを、この小説から語りかけられる。”(p.220)
普通に暮らしていると、綺麗なところばかりみてしまいがち。
人の心のなかの“黒い芽”に気づいてハッとして、ゾッとする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内文学
- 感想投稿日 : 2013年10月2日
- 読了日 : 2013年10月2日
- 本棚登録日 : 2013年10月2日
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