デカルト入門 (ちくま新書 589)

著者 :
  • 筑摩書房 (2006年4月10日発売)
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デカルトという人は、その実践的活動と諸学問の両方においてきわめてスケールの大きな展開を示した思想家であり、また人間の現実的な生についてもきわめて豊かで透徹した洞察を提示した人物なのである。科学の進展と人間の精神的価値のかかわり、あるいは機械と人間の心の関係といったことが主要な課題となっている現代の思想状況にあって、デカルトの思想は、その考察のための最も豊かな題材なのである。

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感想投稿日 : 2017年8月31日
本棚登録日 : 2010年8月7日

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