敗戦色濃い大戦下、一負傷兵の生き残るための葛藤。戦争とは関係のないフィリピン市民や同僚を殺し、人肉ではないかと疑いながらも仲間から差し出された猿肉を食して生き延びる。先の見えない極限状態で下す一つ一つの判断が生死を分ける孤独で苦しい毎日。それでも人は必死に生きようとする。
前評判ほどに強い衝撃を受けなかったのは、戦争映画に毒されているせいだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年3月3日
- 読了日 : 2016年3月3日
- 本棚登録日 : 2016年3月3日
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