桜の季節、タイトルに惹かれて購入。7作品収録の短編集。派手さはないけどしみじみと良い短編集だと思う。全ての作品に桜の情景が出てきて情緒がある。印象に残ったのは支配したがる母に密かに反発しながらも優しい人との出会いによって母を温かく受け入れる少女の話「初花」と、厳しかった亡き祖母の他人に見せていた別の顔と主人公にしか見えない少女の正体とその意味が深い「樺の秘色」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸作品
- 感想投稿日 : 2017年5月7日
- 読了日 : 2017年5月7日
- 本棚登録日 : 2017年5月7日
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