破獄 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1986年12月23日発売)
3.87
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  • (2)
本棚登録 : 1993
感想 : 208
5

実は他書とタイトルを混同して間違え買いしちゃった本なんだけど、本当に面白かった( ´ ▽ ` )ノ。
セリフが極端に少なくて、普通の小説の倍くらい時間がかかったけど、一行たりとも読み過ごせなかった( ´ ▽ ` )ノ。

単なるプリズン・ブレイクのコンゲームとしても面白いんだけど、戦中戦後という特殊な時代背景がドラマに厚みを加えている( ´ ▽ ` )ノ。
戦時中の監獄事情なんて、今まで考えたこともなかった( ´ ▽ ` )ノ。

すごいね、これ( ´ ▽ ` )ノ。
佐久間清太郎(仮名)という伝説的人物が、昭和58年という、つい最近まで(シャバで!)生きていたという事実に衝撃(゚д゚)!。
こういう「超人」を特殊機関に採用していれば……とは誰しもが思うところだけど、そうはいかないのが世の常なんだよね(´ェ`)ン-………。結局、脱獄犯の才能は脱獄以外には発揮されないもの(´ェ`)ン-………。

人情にホロリ改心、というテンプレのオチに必ずしもオトさない、ドライでリアルな叙述に感服( ´ ▽ ` )ノ。

ブクログにレビューがたくさん載っていたんでホッとした( ´ ▽ ` )ノ。
さほど有名じゃない作品でも、みんないいものはいいと、ちゃんと分かっているんだね( ´ ▽ ` )ノ。

2016/03/22

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年3月22日
読了日 : 2016年3月22日
本棚登録日 : 2016年3月22日

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