進化とは決して進歩的、前進的ではなく、evolutionの語源通り巻物を広げるように様々な形を取りながら、ゆっくりと具体的に表れていくものを指す。それは歴史に於いても同様で、合理的な法則を取るのではなく単にそれぞれの状況からその時々で選ばれたという偶然性を内包しているものなのだ。だからこそ歴史は一筋の線で語れないし、陰謀史観はパラノイアに結びつく。君たちは雑誌ムーにお帰り。ピンチョンは何にも囚われない。全てを楽しめ。keep cool, but care、どんな時もクールにやろう、でも心遣いは忘れずに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2015年4月30日
- 読了日 : 2015年4月30日
- 本棚登録日 : 2015年4月30日
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