ポイントは3つ。1つは全体の傾向として人物ではなく文化・文明に焦点を当てた構成となっており、異なる文化間の衝突・融和に関する考察が興味深いものとなっている。2点目はその論理的必然として紀元前、特に文化の黎明期にページを割いており、上巻では半分近くが紀元前に関する内容で占められている。そして3点目として、そのテーマが故に本書の内容はジャレ・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』と親和性が非常に高いということ。合わせて読むことで文化の進化がどのような過程で進んでいくのか、はっきり理解できるようになると思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
評論/研究
- 感想投稿日 : 2012年7月2日
- 読了日 : 2012年7月2日
- 本棚登録日 : 2012年7月2日
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コメント 1件
backtothenatureさんのコメント
2012/07/03