Zisuka's Bookshelf»
ビジネス、学問、雑学、アート、小説などなるべく幅広く多種多様な本を読んで行きたいと考えていますが、主に「思考法」「問題解決系」「戦略」「ビジネス書」等に偏っています。そして、必ず読んだ本は批評・書評を行っていますので、なにかしら参考になれば幸いです。
レビュー by zisukaさん
著者は、岩崎夏海氏である。氏は、東京芸術大学建築学科を卒業の後、作詞家の
秋元泰氏に師事。その後放送作家になり、現在は某事務所のマネージャーとして
勤務している。
本書の内容は、野球部に所属する女子マネージャーが、ドラッカーを読み、そして
顧客とは誰か、何を野球部に求めているのか。そこからスタートし、甲子園に行く
までのプロセス、つまり目的達成までの試行錯誤を描いた小説である。
評価としては、単なる目的達成のプロセスではなく、ドラッカーの提言に基づいての
プロセスのため、かなり面白い内容となっていると個人的には思う。
確かに、組織とは企業だけにあらずあらゆる集合体が当てはまる。そういった意味で
野球部は例外ではない。そこに焦点を当て、小説として世に出したのは秀逸だと思う。
残念ながらドラッカーの著書は、読んだことがない(笑)
買って部屋には置いてあるのだが。。。であるがゆえに、これから述べることは、
ドラッカーの著書を読んだことがある人にとっては、特に良い情報とは成り得ない
可能性が高いので、読み飛ばしてもOK(笑)
そして、個人的には本書を読んで、良かったと思える点は、
1顧客とは、サービスを提供する自分自身も含む
2人を信頼することの大切さ
3顧客を知ることの大切さ
以上の3つである。
特に、1と3はなかなか考えさせられる。しかも、3については表面的な事ではない。
顧客の深い欲望、その欲望が生まれた過程、そしてその欲望に基づいた具体的欲求と
いうものを把握することが大切だということは、結構新鮮。
(仮にマネージャーになったらチームのみんなに聞く必要があるなと思う。)
今一度、自分自身の仕事について考える良い機会と成りえる。
お勧めできる。
以上
登録日 : 2010年01月11日 22:16:25


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