陽子にとっての罪のゆるしとは。
育ててくれた母の夏江のように自分はならない、、と自分が正しいと思って見下していたと気づいたとこ、そして自分を捨てた実の親を憎むとこ、最後の陽子の気持ちは燃える流氷として描かれていたのはドラマティックであった。
特に夏江とかちっぽけすぎて共感できないところもいっぱいあったけど、世の中のいろいろな問題や感情がいろいろちりばめられた作品なのかもと客観的にみつつ、自分の中の罪の意識を考えさせられた作品だったかな。今このタイミングで読めたのは自分的によかったけど、また罪とはなんて忘れていく。そしてまたぶつかっての繰り返しなんじゃないかと思うけど、自問自答してくのも悪くないし、むしろ考えて答えを探していく人生なのかもなと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年11月8日
- 読了日 : 2016年10月24日
- 本棚登録日 : 2016年10月24日
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