アーネスト・ヘミングウェイのおすすめランキング

プロフィール

Ernest Hemingway
1899年、シカゴ近郊オークパークで生まれる。高校で執筆活動に勤しみ、学内新聞に多くの記事を書き、学内文芸誌には3本の短編小説が掲載された。卒業後に職を得た新聞社を退職し、傷病兵運搬車の運転手として赴いたイタリア戦線で被弾し、肉体だけでなく精神にも深い傷を負って、生の向こうに常に死を意識するようになる。新聞記者として文章鍛錬を受けたため、文体は基本的には単文で短く簡潔なのを特徴とする。希土戦争、スペインでの闘牛見物、アフリカでのサファリ体験、スペイン内戦、第二次世界大戦、彼が好んで出かけたところには絶えず激烈な死があった。長編小説、『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』といった傑作も、背後に不穏な死の気配が漂っている。彼の才能は、長編より短編小説でこそ発揮されたと評価する向きがある。とくにアフリカとスペイン内戦を舞台にした1930年代に発表した中・短編小説は、死を扱う短編作家として円熟の域にまで達しており、読み応えがある。1945年度のノーベル文学賞の受賞対象になった『老人と海』では死は遠ざけられ、人間の究極的な生き方そのものに焦点が当てられ、ヘミングウェイの作品群のなかでは異色の作品といえる。1961年7月2日、ケチャムの自宅で猟銃による非業の最期を遂げた。

「2023年 『挿し絵入り版 老人と海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アーネスト・ヘミングウェイのおすすめランキングのアイテム一覧

アーネスト・ヘミングウェイのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『老人と海 (新潮文庫)』や『日はまた昇る (新潮文庫)』や『武器よさらば (新潮文庫)』などアーネスト・ヘミングウェイの全108作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

老人と海 (新潮文庫)

6077
3.66
ヘミングウェイ 2020年6月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 サークルの先輩から勧められ読んでみました。150ページという少ないページ数からは想像もできないような濃い内容でした。中でも私が気に入っている点はカジキや... もっと読む

日はまた昇る (新潮文庫)

1755
3.50

感想・レビュー

"a lost generation" 文学的には第一次世界大戦後の若者たち、「失われた世代」と総括される用語である。 しかし、実際は仕事をきっちりし... もっと読む

武器よさらば (新潮文庫)

1464
3.66

感想・レビュー

第一次大戦の過酷な戦況の中、イタリアに従軍したアメリカ人青年フレドリックとイギリス人看護士キャサリンとの熱愛を描いた作品。生死が紙一重である過酷な日々の中... もっと読む

老人と海 (光文社古典新訳文庫)

1178
3.75

感想・レビュー

ヘミングウェーーーーーイ!!(どしたどした) ヘミングウェイウェイ! パリピ感出してみました パリピももうちょっと古いか やっぱね やっぱすげーわ... もっと読む

移動祝祭日 (新潮文庫)

1139
3.90

感想・レビュー

「その昔、私たちがごく貧しく、ごく幸せだった頃のパリの物語である」 作家としての活動をはじめた20代前半、妻ハドリーとのパリ滞在記であり、事実上の遺作に... もっと読む

われらの時代・男だけの世界: ヘミングウェイ全短編 (新潮文庫)

1027
3.59

感想・レビュー

無駄な修飾を全て取り去った純度の高い硬質な文体。一番それが表れているのは「殺し屋」かと思う。 殺し屋の使う「秀才」というフレーズが「グレートギャッツビー」... もっと読む

誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)

941
3.45

感想・レビュー

再読 やはり私にとってこの小説の白眉は ロバートとマリアの2人の「若さ」の対比、 パブロとピラールだ。 老いるということ。弱るということ。 ... もっと読む

勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪: ヘミングウェイ全短編〈2〉 (新潮文庫)

898
3.48

感想・レビュー

ヘミングウェイは本当に素晴らしい。文章に潜む緊張感に押し潰されそうになりながらも、読んでいて心地良いというのはまたとない。「死ぬかと思って」可愛すぎて大好... もっと読む

誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)

679
3.53

感想・レビュー

文庫が改版されて活字も大きく読みやすく さすが大久保康彦訳丁寧な訳文でわかりやすく 文章が込み入っていたのでもなく むしろ簡潔で、しかも情緒... もっと読む

誰がために鐘は鳴る(上) (新潮文庫)

664
3.44

感想・レビュー

1930年代のスペイン内戦が舞台。義勇兵のアメリカ人ジョーダンが、現地ゲリラ隊と協力し橋の爆破を決行する。その3日間でマリアという女性と恋をし刹那的な幸福... もっと読む

海流のなかの島々(上) (新潮文庫)

584
3.78

感想・レビュー

アニメで一番だいすきなのがBANANAFISH。 それぞれの話のタイトルが実際の本からつけられている。 そしてその18話タイトルでもあるのがこの本。 昔の... もっと読む

誰がために鐘は鳴る(下) (新潮文庫)

446
3.71

感想・レビュー

1930年代のスペイン内戦が舞台。義勇兵のアメリカ人ジョーダンが、現地ゲリラ隊と協力し橋の爆破を決行する。その3日間でマリアという女性と恋をし刹那的な幸福... もっと読む

蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす: ヘミングウェイ全短編〈3〉 (新潮文庫)

426
3.52

感想・レビュー

このままずっと読み続けられそう。ヘミングウェイの短編にはそんな魅力がある。少年時代、スペイン内戦、アフリカ、パリ、キューバ、アメリカ・・・あらゆるテーマが... もっと読む

武器よさらば(上) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-1)

362
3.47

感想・レビュー

戦火の下で生きる若者たちの日常は やはり戦況により破壊的に変化していく。 一方で人と人との営み、心の動きは不変のようであり やはり不可避的に戦争の影... もっと読む

武器よさらば(下) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-2)

291
3.70

感想・レビュー

あまりに衝撃的な結末だった。幸せだったフレデリックとキャサリンだが最後には赤ん坊は死産、キャサリンも死んでしまうとは悲劇的で人生の悲哀を感じさせる。喜びと... もっと読む

こころ朗らなれ、誰もみな (柴田元幸翻訳叢書)

246
3.97

感想・レビュー

柴田元幸氏の訳によるヘミングウェイの短篇集。 ヘミングウェイ作品は『老人と海』くらいしか読んだことがなかったので、手に取ってみました。 食事や鱒釣... もっと読む

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

208
3.55
E.ヘミングウェー 1958年9月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

外形の描写に終始した淡白な文体であり、登場人物の心理はちょっとした仕草やセリフから読み取るしかない。直接的でない表現であるからこそ、読者はその背景にあるも... もっと読む

老人と海―The old man and the sea 【講談社英語文庫】

198
3.46

感想・レビュー

I read this book ,English version, for the first time. It was very simple sto... もっと読む

日はまた昇る〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

186
3.40

感想・レビュー

『日はまた昇る』ヘミングウェイ著 1.購読動機 筒井康隆さんの『読書の極意と掟』のなかの一冊です。 筒井康隆さんほどの人が影響を受けた本ならば、ぜひと考... もっと読む

移動祝祭日 (土曜文庫)

132
3.91

感想・レビュー

うつくしく、あたたかく、幸福に満ちたパリでの暮らしの描写に思わず笑顔になってしまう。ずっとこの本の中にいたかった。全編を通してそんなだとくどいな、と思って... もっと読む
全108アイテム中 1 - 20件を表示

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